平均年収の中心は「勤務」。開業者の平均など考えるのがナンセンス

社会保険労務士の年収を考える上で、ネット上で「社会保険労務士の平均年収」なるものをご覧になった方もいらっしゃるでしょうか。

実は本サイトのトップページでも、社会保険労務士の平均年収に触れており、その額としては「約500~600万」と紹介しています。
おそらくその額のみをご覧になった段階では、「それだけ貰える見込みがあるなら、社会保険労務士の年収ってさほど悪くないな」と思われたかもしれません。
しかしながら、もしも皆さんが独立開業を目指しているなら、こうした“平均年収”のデータを簡単に鵜呑みにしてしまうのは危険であると言えましょう。

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正しく平均年収を把握できるは「勤務」のみ

巷で言われる社会保険労務士の平均年収は、そもそも会社員として社会保険労務士業に携わる「勤務登録者」を対象にしたデータであると言っても過言ではありません。
勤務の場合、正社員として勤務する時間はどこの会社もほぼ同一ですから、平均年収のデータは一つの指標として機能します。

一方で開業者の場合、そもそも働き方が多種多様です。
バリバリ稼ぎたい方がいる一方で、「仕事はそこそこにセーブしたい」「あまり無理はしたくない」といった存在があるのもまた事実。
つまり、異なるスタンスの開業者の年収データをまとめ上げ、平均を集計したところで、さほど意味のある数字を得られないというのが本当のところだと思います。


開業社会保険労務士にとっては、平均年収よりも「自分がどう働きたいか」が重要

これから社会保険労務士として開業されると、どうしても「自分の年収や仕事量が同業者と比較してどうなのか」「平均以下なのか、以上なのか」が気になってくると思います。
ですが、上記の通り、開業社会保険労務士にとって、もはや「平均年収」の概念など無意味です。
よって、あくまで「自分自身の理想」が年収への印象を決定づけることとなります。

実際に開業してみると、「思う様に仕事を獲得できない」「会社員時代の方が稼げていた」等、様々な悩みや不安に頭を悩ませることでしょう。
自分の理想と現実とのギャップに、もどかしい気持ちになることもあるかもしれません。

辛い気持ちの時には、自分を追い詰めないことです。
なぜ辛いのか、なぜ年収が低いと感じるのか、その根源はあくまで「自分自身の過剰な理想」にあることを思い出しましょう。
アナタの年収が本当に低いのではなくて、実は自分自身が作り上げた理想にとらわれ過ぎているのかもしれません。

社会保険労務士業の場合、どうしても顧客ありきの部分が大きいと言えます。
どんなに「仕事をしたい」と思っても、自分ではどうすることも出来ない場合もあるものです。
そんな時、必要以上に思い悩んでも良いことはありません。
時には“開き直りの精神”で、気長にやってみることも大切です。
少しでも理想に近づけるよう、少しずつ、しかしながら確実に、取り組んでまいりましょう!

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